アルコール発酵飼料

新生飼料のアルコール発酵飼料

新生飼料のアルコール発酵飼料は、醸造メーカーや食品工場などから出る副産物を活用しています。副産物は、穀類や糟糠類を混合し発酵させることで、ルーメンの吸収性も良く、ルーメン機能を正常に保つ飼料となります。この副産物を上手に活用し、家畜に与えることにより、人間の新たな栄養源に変化させることができるのです。
また、牛の嗜好性が良く、たくさん食べても牛に負担をかけずルーメン発酵を正常に保つため、健康的な増体によって枝肉重量の増大、肉質及び脂質の向上、泌乳期の延長が期待できます。

 

 

アルコール発酵飼料の特長

バッファーとしてルーメン機能を調節

新生飼料のアルコール発酵飼料は、ビールやウイスキー、焼酎などの製造過程で発生する醸造副産物の濃縮液を独自にブレンドした『アミノコール』を用います。醸造副産物の中には穀類の利用効率を高める成分が多く含まれるため、ルーメン内のミクロフローラやプロトゾアを活性化することにより濃厚飼料多給による弊害を和らげるなど、牛の健康を維持する効果があります。また、袋詰めした製品の包装内で起こる発酵は、牛がルーメンで行っている発酵に先駆けて行われる、いわば「ルーメンに入る前の0番目の胃袋」として働き、ルーメン機能を整えるバッファー(緩衝物)となっています。

タンパク質は発酵によりアミノ酸へ分解!

タンパク質の含量は発酵飼料の価値を左右する重大なポイントです。新生飼料のアルコール発酵飼料に豊富に含まれるタンパク質は、製造過程で発酵によりアミノ酸へと分解され、牛に必要な必須アミノ酸を多く含んだ飼料となります。

菌体のオートリーゼ

新生飼料のアルコール発酵飼料は、製造過程でエージング(熟成)期間を設けており、その期間に微生物のオートリーゼ(自己融解)が起こって、牛が消化可能な菌体タンパク質が増加します。このオートリーゼによって、より一層タンパク質含量の高い発酵飼料となります。

高い安全性

人が直接食べるものを作っている食品工場の副産物は安全性が高いとされています。公的な検査のみならず自主検査も行われ、大手メーカーのほとんどが自社に研究所を持ち、原料も厳選されて工場設備も整っています。新生飼料では、この安全性の高い原料を中心にアルコール発酵飼料を製造し、製品は出荷するまでロットごとに定期的なpH測定を行い、品質管理をしています。

 

 

エコフィードとしてのアルコール発酵飼料

アルコール発酵飼料は、ビール・ウイスキー製造工場等で発生する醸造副産物に、穀類や糟糠類を混合してサイレージ化したエコフィードです。一般の配合飼料と比べ輸入穀類の混合割合を半分以下に設定し、飼料自給率向上に努めています。また、醸造副産物を活用しているため、国内の「ゼロ・エミッション」に貢献しています。海外の投機相場や天候による価格変動に左右されにくい原料割合のため、農家の皆さまの生産コスト安定にも役立っています。

フード・アクション・ニッポン アワード2010「製造・流通・システム部門」入賞

 

 

私たちの取り組み

新たな副産物を求めて

新生飼料では、創業50余年の経験と実績を基に、国内の食品工場から発生する“価値ある新たな副産物(=未利用資源)”を求め、それらの有効的な活用に取り組んでいます。

島根大学との共同研究

島根大学との共同研究を通じて、アルコール発酵飼料の“未だ知られていない有効性”等の研究に取り組んでいます。


写真提供:島根大学生物資源科学部生物科学科 石田秀樹准教授